第7回心も体も変わる温活レシピ「水分の摂り過ぎが冷えを招く」
小川原智子さん

第7回心も体も変わる温活レシピ「水分の摂り過ぎが冷えを招く」
小川原智子さん

2021/09/28

秋色いよいよ深まり、夜長の季節となりました。朝夕は冷え込むようになってまいりましたが、お元気でお過ごしでしょうか。

朝一番に「梅醤番茶」(第1回目コラム参照)をいただいて、体の中からぽかぽか温めて“エンジン”をかけて、パソコンで事務作業をしています。オフィスでは、動かないで座りっぱなしでお仕事となりますので、どうしても体が冷えやすくなってしまいます。

お仕事中には、コーヒーやお茶を飲みながらお仕事されている方、多いんじゃないかしら。喉も乾いてないのに、無意識に何杯も何杯も・・・飲んでないでしょうか。

実は、体が欲していないのに、水分を飲みすぎてしまうと、冷えを招いてしまいます。過剰に水分を飲むと、排泄が追い付かなくなり、その水分は皮下に停滞します。皮膚の表面温度を下げて、体を冷やしてしまうのです。

水分の取り過ぎは体を冷やすといっても、温かい飲み物ならたくさん飲んでも冷えないでしょ!?いえいえ、やはり飲みすぎると、体は温まるどころか、体を冷やしてしまうのです。温かい飲み物は一時的に体を温めてくれるかもしれませんが、体内での消化吸収で考えるとどちらも同じ水分ですので、過剰に摂取すると冷えを招く原因となるのです。
体が冷えてしまうと・・・「目に下のクマ」「青あざ」「抜け毛」「肌荒れ」「むくみ」ーなどなど、美容でも気になる症状が出てきたり、「集中力がなくなる」「すぐ感情的になる」ーなどメンタル面でも影響が出てきたり、「ストレス」「うつ」「自律神経失調症」ーなど神経疾患の原因になることも。
さらに女性は、「生理不順」「生理痛」「不正出血」ーなど、婦人科系の不調も出やすくなってしまいます。
体を動かす習慣がないのに、デスクワークで1日に何杯もお茶やコーヒーを飲むという人は、水分過多で体が冷えているかもしれません。
冷えは万病のもと!寒い冬を迎える前に水分の摂り方、ちょっと意識してみましょう。

ノンシュガー「体ぽかぽかりんごの葛湯」(2人分)

◆材料
・本葛粉  大さじ1 ・水  2カップ ・りんご  1個
・自然塩  少々 ・水  大さじ2(蒸し煮用)

◆作り方
①りんごは塩で皮をよく洗って、8個に切り、種を取って、皮付きのまま薄めのいちょう切りにする。
本葛粉は水で溶いておく。
②厚手の鍋にりんごを入れて、大さじ2の水を加えて火にかけ、塩ひとつまみして、蓋をして弱火で蒸し煮にする。
③りんごに透明感が出てきたら、水溶き葛を入れて、よく混ぜ合わせる。
④葛のとろみがつき、色が透明になってきたら出来上がり。熱々を飲みます。

◆ワンポイント
本葛粉の代わりに片栗粉を代用できます。ただし、葛根湯でおなじみの本葛粉は、マメ科の野草で体を温める作用がありますが、じゃがいもでんぷんが原料の片栗粉は、体を冷やす作用があります。

小川原智子著「人生が変わる!心と体を温める料理教室」(フォレスト出版)

小川原智子著「人生が変わる!心と体を温める料理教室」(フォレスト出版)

小川原智子(おがわらともこ)プロフィール

体温を上げる料理研究家 イエローハーモニー代表

1971年大阪生まれ。

2001年、マクロビオティック料理教室イエローハーモニーを茨城県土浦市にオープン。

延べ1万2000人の生徒を指導。料理教室をはじめ「食卓から世界を笑顔に」をテーマに温活商品のプロデュースや料理レシピの制作、起業向けの健康経営研修、小中学校での食育講座などを行う。

講演会の登壇は300回を超え、活動の場が全国に広がっている。著書「人生が変わる!心と体を温める料理教室」(フォレスト出版)

・小川原智子公式HP
https://ogawaratomoko.com/

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