第20回心も体も変わる温活レシピ 【頭寒足熱】足元冷えていませんか?
【温活料理研究家 小川原智子さん】

第20回心も体も変わる温活レシピ 【頭寒足熱】足元冷えていませんか?
【温活料理研究家 小川原智子さん】

2022/10/31

足元冷えていませんか?

日に日に寒さが増すこの頃、お元気でお過ごしでしょうか?
足元冷えていませんか?
体温が平熱以上あるという方でも、「足が冷えている」という方、結構いらっしゃるようです。
「私の足、冷えている!?」

よくわからないという方は、チェックしてみましょう。
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足の小指に触れてみてください。
冷たく感じるときは、
下半身が冷えています。
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健康には、足元が冷たいより、足元が温かい「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」がいいのです。
 
【頭寒足熱】とは・・・。読んで字のごとく、「頭がある上半身は涼しく、足がある下半身は温める」こと。

「頭寒足熱」は健康によく、勉学や安眠に適しているとされています。

健康によいという「頭寒足熱」は、特に冷え性の女性に意識してほしい、キーワード

体温を上げる料理研究家の私、特に冬は寒さ対策を万全に、「頭寒足熱」になるよう、足元を温かくしています。
今では「頭寒足熱」な私ですが、学生時代は夏にはサンダルで素足、冬でも短いスカートを履いて、おしゃれ優先で過ごしていました。素足でいると亡き祖母からこんなことをよく言われたものです。

「女の子は、足を冷やしちゃいけません」

体温が低く、顔色も悪かった私に、祖母は常々、「こんな冷えた体だと、元気な赤ちゃん産めないよ」と戒め、「体を温めて、体質改善しなくちゃ」と体を温める食べ物や生活の知恵を伝授してくれていたのです。
その当時、どうしてか「女の子は、足を冷やしちゃいけない」かという理由は、よくわかっていなかったのですが、「温活」を意識するようになって、「足(足首)を冷やす=子宮を冷やす」につながることがわかりました。
 
「ミニスカートをはいても、足首は冷やしちゃダメ!」という言葉も、子宮を冷やさないように、とのメッセージ。
 足首近くには、「三陰交(さんいんこう)」というツボがあり、生殖器とつながっているのです。足先が冷えていると、その冷えた血液がそのまま上半身へと送られるため、子宮や卵巣にも冷えた血液が送られてしまいます。子宮や卵巣に冷えた血液が送られてしまうと・・・。様々な婦人科系の不調の原因となります。
 
足元が冷える季節になると、「女の子は足首を冷やしちゃいけません」の言葉が浮かんできます。
妊活中の生徒さんや妊娠中の方、若い女性に出会うと、今では私が「足首は冷やしちゃだめ」「頭寒足熱」の言葉を力説するようになりました。
「頭寒足熱」というと、冬になるとこんなお悩みを聞くことが増えます。

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「足が冷たくて、夜なかなか眠れません」
「夜寒くて、何度も目が覚めます」
「布団に入っても、足が冷たすぎて、なかなか温まりません」

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「足が冷たくて眠れない」という悩みに「湯たんぽ」

冷え性の人にとって、「足が冷たくて眠れない」というのはお悩みの一つではないでしょうか。
寝つきが悪く、睡眠中に目が覚めることで、睡眠不足にもなってしまいます。
「足元温かく、しっかり眠りたい」方におすすめの「冷え性対策」をご紹介しますね。
足元を温める方法って、いろいろありますが、効果が大きいのが、昔ながらの「湯たんぽ」。
足元が温かいと寝つきがよくなって、朝まで熟睡できるようになります。 湯たんぽを入れないと、寒さで 夜中に目が覚めることもあって、の違いを実感しています。
 
寝るときに足元に置いて、温める「湯たんぽ」ですが、私は「温め」効果を最大限に生かすべく、お布団に入る前に、太ももやお尻、腰あたりになるところに「湯たんぽ」を置いて、お布団を温めておきます。
 
お布団に入ると、腰あたりに「湯たんぽ」があると邪魔になりますので、足元に移動して、「湯たんぽ」に足を置くようにします。 そうすると、腰あたりもほんわか温かく、足元とともに温かさを体感できるのです。
お布団に入ったときの心地よさといったら・・・。
まさに、至福のとき!!

大きな血管の通っている足の付け根や太ももあたりを温めることで、効果的に身体全体が温めることができます。温まった血管が末端まで流れて、足先まで温めてくれます。
 

【湯たんぽ、特にこんな方にオススメです】

・生理痛がつらい
・冷え症を改善したい
・寒さで熟睡できていない
・夜中に何度も目が覚める
・冷え症でなかなか寝付けない
・下半身の冷えが気になっている

湯たんぽはいろいろありますが、私は陶器製の湯たんぽを長年、愛用しています。 飴色をした美濃焼き。見ているだけでも温かみがあるところも気に入っています。
陶器の湯たんぽは、マイナスイオンと遠赤外線の働きで、じんわり体の芯まで温まります。
 
難をいうと、プラスチック製と比べると、重たいこと。あとは、割れてしまう恐れもあること。使うときは、割れ物扱いでお気をつけください。
昔ながらの湯たんぽは、電気毛布のように電気代もかからないくて、エコロジーの観点でも〇。
冷え性対策として、外から温めることはとっても大切!!「頭寒足熱」を意識して足元を温かくして過ごしてみてください。「温活」効果がぐんと高まります。
 
さらに「温活」効果があるのは、体の中から温めること!その一つが毎日の食事。
「頭寒足熱」&「食べる温活」で自家発電できる体を作っていきましょう!!
今日も足元を温かくしてお過ごしくださいね。

温活レシピ「焼き芋の発酵ポタージュ」

材料(作りやすい分量)

玉ねぎ             1個
焼きいも          中1本
菜種油          小さじ2
自然塩            適宜
だし汁            4カップ
塩麹            大さじ2
シナモン          少々

【作り方】

① 玉ねぎは皮をむいて千切り、焼きいもは皮をむいて、1センチ幅の輪切りにする。
② 鍋に菜種油を温め、玉ねぎを加えてしっかり甘みが出るまで炒め、水大さじ3を入れて、自然塩ひとつまみして、ふたをして蒸し煮する。
③ ②に焼きいもとだし汁を加えて、一度強火にして沸騰させてから弱火でコトコト煮込む。玉ねぎが柔らかくなったら塩麹を加える。
④ ③が冷めたらミキサーにかけてポタージュ状にし、再び鍋に戻して火にかけ、味が足りないなら塩、こしょうで味を調える。
⑥ 器に盛り、中央にシナモンをふる。

小川原智子著「人生が変わる!心と体を温める料理教室」(フォレスト出版)

小川原智子著「人生が変わる!心と体を温める料理教室」(フォレスト出版)

小川原智子(おがわらともこ)プロフィール

体温を上げる料理研究家 イエローハーモニー代表

1971年大阪生まれ。

2001年、マクロビオティック料理教室イエローハーモニーを茨城県土浦市にオープン。

延べ1万2000人の生徒を指導。料理教室をはじめ「食卓から世界を笑顔に」をテーマに温活商品のプロデュースや料理レシピの制作、起業向けの健康経営研修、小中学校での食育講座などを行う。

講演会の登壇は300回を超え、活動の場が全国に広がっている。著書「人生が変わる!心と体を温める料理教室」(フォレスト出版)

・小川原智子公式HP
https://ogawaratomoko.com/

・小川原智子公式ブログ
http://ameblo.jp/crescentmoko

・インスタグラム
https://www.instagram.com/tomoko_ogawara/

・LINE公式
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