ヨガで筋肉を鍛える
五十嵐ちえみさん

ヨガで筋肉を鍛える
五十嵐ちえみさん

2021/07/26

緊急事態宣言などでヨガのクラスをお休みしていた会員さんが久々にヨガにご参加すると、多くの方々が筋肉痛になるとおっしゃいます。

以外とヨガは筋肉を使うのです。

身体には、骨格筋という筋肉が約400種類くらいあり他の筋肉を含めると身体には、約500種類から約600種類位あると言われています。

使うために体に備わっているのが筋肉ですが、実はとても「怠け者」で使わなければすぐになくなってしまうのです。

普通の生活でも20代(20歳を100%として)から年1%の筋肉がなくなってしまうといわれていて、20歳から70歳までで約半分の筋肉量になってしまうというのです。

つまり1本の脚で立つようなものになってしまうわけですから、70代になると杖が必要になる人、車椅子になってしまう人がいるわけです。

自粛によるリモートワークなどによりサルコペニア(筋肉減少症)予備軍になっている人が増えているといいます。それでなくても現代人はデスクワーク、運動不足により筋肉が減少しています。

筋肉は「動くためにためだけ」についているわけではなく、最近の研究により筋肉から様々なホルモンが分泌されていて、体のあちこちにメッセージを送っていたことがわかってきています。

そのホルモンを総称して「マイオカイン」といい最近では300種類もあると言われています。

マイオカインは骨格筋から分泌され、その中の1つ、「カプテシンB」は脳の組織、海馬と言う部分の神経細胞を増やし認知症を予防したり「IGF-1」は血中コレステロールの低下、インターロイキン6はインスリンの分泌を促進し糖尿病の予防をしたり、大腸がんの発症を予防してくれる「SPARC」など…

色々なマイオカインが脳や内臓に送られて「薬にも勝る効果」が数々の研究で明らかになっています。

ヨガをすることによって様々な多くの筋肉を使い「サボりきっていた筋肉」が目覚め、血液が流れ、体温が上がり、体温が1度上がると基礎代謝は12%上がり、免疫力は4〜5倍にもなるといいます。
また血液量(血漿)が増え「熱中症」の予防になります。

ヨガで「温活」と「要介護」にならない「筋肉貯金」をして「マイオカイン」という「天然の薬」を分泌させて病気しらずの身体にしていきましょう!

五十嵐ちえみ プロフィール

「ニューヨーク・ヨガ」代表

ヨガ、加圧トレーニングの指導をしております。皆様の身体、心のコンデショニングをお手伝いさせて頂いております。

・Amebaブログ
New York YOGA ~デトックス ヨガ~
https://ameblo.jp/yoga-kaatu-boo